狭間

ハタチってさ、もっと大人だと思ってたよね。

 

全然実感がないまま誕生日が終わっていきそう。夏休みのど真ん中、お盆が終わったか終わってないかという時期に生まれたから、大体毎年色んな人に忘れられたまま誕生日を終える。今年も家族と親戚にしか会わなかった。でも、ずっと仲のいい、できればこれからもずっと仲良くいたい友達からはラインが届いたのが嬉しかった。超上から目線だけど、流石じゃんって思っちゃった。ずーっとこんな関係が続けばいいな。大好きな人たち。

 

子供に戻りたいなって思い始めたらもう大人だ、なんて言うけど、大人にならなきゃなーとも、大人になんかなりたくないなーとも、子供に戻りたいなーとも思ってしまう私は、きっと大人にも子供にもなりきれない揺らいだ存在。いつになったら大人になれるのかな。ハンブレの"弱者の為の騒音を"の「こどものままで おとなになろう」って歌詞、めちゃくちゃ好きなんだよね。そんな歳の取り方をしたい。

 

今どきそれなりの学生生活を送っていれば、大抵の人は成人とか関係なくお酒ぐらい飲んでしまうんだろうけど、頑なに未成年飲酒を拒んできた私はようやく初めてお酒を飲みました。嘘。5日だけフライングした。家族でキャンプしてる最中に飲んじゃった。ほろよい飲んで悪酔いしたらどうする?なんて冗談言ってたけど、現実は2本飲んでも全く変化がなかったので拍子抜けした。若者でいられるうちに1回くらいはお酒でとんでもない失敗とかしてみたいよね。みんな、これからライブハウスで会ったら乾杯してください。

 

なんだか落ち着いて振り返ると19歳はめまぐるしい1年だった。安直な言葉だけど、濃かったな。私は自覚があるほどの物凄いネガティブな人間だから、すぐ何もかもに絶望してしまうのが悪いところだった。過去形ではなく現在進行形か。今でもすぐ負のスパイラルに陥りがち。だけど、この1年で、苦しい場面でもちょっとは面白がれる人間になれた気がする。苦しいことも、つらいことも、悲しいことも、泣きたいこともたくさんあったけど、人生って視点で考えたらめちゃくちゃ面白い1年になった。それこそベロベロに酔っ払った状態で誰かと語らいたい。

 

20歳の1年もなかなかに盛りだくさんな1年になりそうな予感が既にビリビリしている。面白いのはもちろんだけど、しあわせな1年になったらいいな。愛に溢れた日々を送りたい。なんてね。

 

私のことを好きでいてくれる人みんな、あなた以上に私もあなたのことが大好きです。ありがとね。我ながらめんどくさい性格をしているから、こんな時じゃないと言えないや。これからも、どうかよろしくお願いします。